久しぶりに開演5分前に入る事が出来ました。今日はDVD収録のようで、カメラが2台。高座の真ん前と上手側通路の2台。パナのDVカメラが鎮座しておりました。

高座にはソニーのC-38Bが。ここってこのマイクあったかなぁなどと思ってよく見たら、マイクの向きがあり得ないことになっている。マイクの正面がお客さん側に向いているのだ。そしてご丁寧に師匠の口の方向にはマイクの天井が向けてあった。ちなみに写真矢印がマイクの天井です。

多分セッティングした人は、このマイクを棒状のマイクと勘違いして設置したんじゃないでしょうか。残念ながら38Bは赤い丸の部分にマイクロホンエレメントがあり、この部分が正面なんです。このマイクを使う場合はこの赤い丸の所に音が来るようにセッティングします。
間違えたセッティングでも多分音は録れているのでしょうが、指向性の軸が外れているので、声が小さくなると明瞭度が今ひとつとなって聞こえにくくなるかもしれません。音軸が外れると高域から落ちていきますから。ただし指向性の軸から90度ずれているので全く聞こえないという事はありませんが。

テレビでもレコーディングでもこういうセッティングをするとチーフに間違いなく怒られます。場合によっては一発なぐられます。その位このマイクのセッティングは基本的な事柄です。言い過ぎかもしれませんが素人がマイクを置いたと言われてもおかしくはありません。

単なるライブなら声さえ届けばいいのでマイクの向きがどうなろうとかまわないのですが、収録の場合は話が違ってきます。ソフトの質に跳ね返ってきます。CD収録に使っているサスペンション付きのマイクではないと言う事は安達先生は来ていないのかな。だとしたらDVD収録のスタッフかな。はて?。

(前座は無し)
盃の殿様
全女番
<仲入り>
紀州飛脚
文七ぶっとい

女子プロレスなんて、全女なんて、ミスター・ブッダマンやリトル・フランキーなんて、今の20歳台の若い人は知ってるのかしらん。そしてこの噺は湯屋番のパロディだって事はご存知なんでしょうか。そういえば昔の毒演会でミスターブッダマンが座布団返しで出てきて客席大受けって事があったなぁ。今は全女そのものがなくなってしまったのでこんな事は年寄りのつぶやきか。

仲入りで後ろから若い声が聞こえるので後ろを向くと謹慎一時解除のブラ淋くんがCDを売っていた。以前見たのが大阪のトリイホールだったのでものすごい久しぶり。4ヶ月の猶予でどこまで挽回できるか。相変わらず師匠からは「あなた、誰?」や「一般の方」などと名前を呼んでもらない状態ではありますが。
ちなみに仲入りの高座では談之助師匠が同人誌を売っていた。師匠、いつの間に。

木馬を出る頃には予報より早く雨が降ってきた。傘を持ってこなかったので横の店でビニール傘を買う。途中雨が上がったが、打ち上げ後再び雨が強くなる。そのまま直帰する途中で呑み直しに焼き鳥屋へ。豚バラは脂が多く旨いのだが脂の量が多すぎるよ。これでまた不健康だ。