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会場って大事です [演芸・お笑い]

快楽亭ブラック立てこもり三日間
(於:東中野 ポレポレ坐 2014年4月26日)

ここで落語会をするというのは初めてだと聞きました。

場所はとってもいいんですよ。建端は高いし、スクリーンはあるし、PAもいいし、ちょうどいい広さだし。実際にトークショーも行われているのでイベントスペースとしていい会場だと思います。

ただ、落語にはちょっと向いていないんじゃないでしょうか。
アタシは会場のうしろ側の席に腰掛けて落語を聞いていたんですが、途中から隣にあるカフェのお客様の声がかなり大きく聞こえて来て、落語を聞く事に集中できない状態になってしまったんです。しかも厨房の調理の音も時折聞こえて来たのでこれも耳にさわったんです。(調理の音は通常なら我慢できるレベルだったんですが、大きい声が続いていたんで調理音ですら我慢できなくなっていたんです)
かなりイラッとしたんですが、そのうちあきれて気が散ってしまいました。

実はブラック師匠はダイナミックレンジの広い話し方をします。これは亡くなった談志師匠も同じ。状況に応じ声の大きさを変化させて巧みに使い分けます。ですから雑音の入らない静かな会場の方がいいのです。

ちゃんとPAもされていて、明瞭度のいい高座だったとしても、隣から世間話のような笑い声が聞こえたらいい気はしません。ましてや演目が人情話だったらせっかくの高座が丸つぶれです。落語のお客様も醒めてしまうでしょう。

とはいえ、現実には雑音が飛び込んでくる寄席はあります。でもイラッとするような事は記憶にありません。そもそも人間の聴覚ははある程度の雑音の中でも目的の音を聞き出せる機能を持っているから、多少雑音が入っても大丈夫なんです。末広にしても広小路にしても、車の音が結構大きい音で聞こえてきても高座以外の「喋り声」は聞こえて来ません。ですから落語に集中できるんです。

しかし、今回は高座の声よりもカフェの音の方があまりにも大きすぎてしまったんです。本当に残念です。

落語会の時だけカフェ営業ををテラス側だけにするというわけにも行かないでしょう。カフェのお客様へのサービスが落ちてしまいますし。
隣の会話が聞こえて来るような環境のままだったら、ここで落語を聞きに行こうという気は起きません。残念ながら。小さくとも騒音に邪魔されず落語にどっぷりと浸かれる場所はたくさんあります。というか、ほとんどがそうなんです。

ここへは映画とトークイベントなら出かけようと思います。

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