以前外付けHDDがMBRに変わってしまったのでGPTに戻すのに真っ青になったってのがあったのですが、(2010年11月21日のネタ参照)そんな事をすっかり忘れてまた同じ事をやってしまいました。
前回と同じtestdiskで修復して事無きを得たのですが、手順をすっかり忘れてしまっていたので空きディスクを使って発生から修復まで一通りのシミュレーションをしてみました。備忘録として残しておきます。

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外付けHDDをつないで電源を入れたまま、BootCampでWindows7を起動させ、あれこれ作業をさせて、OSをMacに戻したらメッセージが。


無視を押下して、ディスクユーティリティでパーティションを確認します。
当然ボリュームは見えません(eSATAで接続していますのが接続バスはSCSIと表示されます)。パーティションマップもMBRに変わっているので、前回と同じ様です。そのため、testdiskでパーティションタイプの変更を行います。


testdiskを起動します。アイコンをクリックするとターミナルが起動します。
これ以降マウスは使いません。コマンドに免疫のない人は素直にあきらめましょう。
続けます。


起動時の画面はこれ。動作モードの選択を要求されます。
Appendはログファイルを残すモード、No Logはログファイルを残さないモードです。
ここはリスクを考えてお好きな方をどうぞ。


マウントされているディスクが見えます。Sudoを選ぶとパスワード認証後全てのディスクが現れます。ターゲットである外付け40GBのディスクが見えていれば十分なのでこのままProceed(続けるの意)を選択します。中止はQUITを選択するか、Qを押下します。


対象となるパーティションタイプを選択。現行MacなのでEFI GPTを選択します。(その下にある「Mac」は旧タイプのHFSで使用していたフォーマット向けなので間違わないように)


何をするかを選択します。とりあえずAnalyseを選択します。分析が始まります。


ディスクに問題がなければパーティションの状態が見えるのですが、問題があるので怒られています。変なGPTパーティションです。チェックサムが変ですよ、って事です。
解析をさせるためQuickSearchを選択します。


解析結果が出ます。MBRからGPTに変更させるためEFI Systemの行に反転部を合わせ、Tを押下します。


パーティションタイプの変更です。EFI SYSTEMを選択しenterを押下します。


フォーマットの変更です。HFS+を選択してenterを押下します。


一旦パーティション一覧に戻ります。enterを押下して続けます。


変更の確定です。Writeを選択します。


確認を要求されるのでYを押下します。


再起動する事で変更が完了しますという様なメッセージが出るのでenterを押下する。


メニューに戻ってきましたのでQuitを押下して終了させます。


ターミナルウインドウにプロセス完了のメッセージが出ると、デスクトップに修復したHDDのアイコンが現れます。ボリューム名が戻っていれば大丈夫でしょう。テストしたディスクの中味は空ですのでこれでOKなのです。


ディスクユーティリティを起動します。パーティションマップがGPTになっています。


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操作方法は空きディスクでテストをやるなど確認しましょう。
もちろん自己責任であります。