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第20回新宿クレイジーナイト [演芸・お笑い]

電撃の定期的ライブであり、新人ベテランかかわらずおもしろい芸人を集めるこのイベントも20回を迎えた。18歳未満お断りのライブなので毎回レベルが高く楽しみにしているが、仕事との兼ね合いなどで思ったほど行くことができていない。久しぶりに知人に誘って貰ったので楽しみにしつつ取って貰った電撃シートに知人の知り合いと一緒の7人で。

さて、今回は拍子抜けとなってしまった。タイトルであるクレイジーの度合いが低い。というか相当少ない。そもそもここに来る客は自分もそうだがテレビで見られる芸を望んではいない。プロデュースする側も、テレビでは実力を発揮できずカメラ前でかけることを拒否されるネタを持っている芸人を選んでいる、筈だった。ところが期待の女性コンビがいきなり大コケ。ネタに詰まったり一瞬素になったり。何より致命的だったのがクレイジーナイトの客向けのネタでなかったことだ。通常のお笑いライブなら充分通用するネタだ。ただ、ここは新宿歌舞伎町のクラブハイツである。客層がどうみても違う。当然客席も引き始める。ざわつき始める。ネタを切り上げ舞台からは逃げるようにして降りていった。このあと女性トリオがネタを始めるがこちらもテレビ向きのネタ。当然だが全くウケない。誘ってくれた知人も「ありゃ学芸会だよ」とポツリ。笑いが起きないまま静かな時間だけが過ぎていく。ところがその沈黙を破ったのは南部さんだった。何とネタをやっている最中にマイクでダメを出して怒り始めてしまった。凍り付く会場、3人はネタを止めてすごすごと帰っていった。MCのユリオカがフォローするもしばらく南部さんは機嫌が悪い様子だった。このあと客席がいつもの盛り上がりが戻るのにはレイパー佐藤の登場まで長い時間を待つことになる。しかも20回記念だからとこの事をトークやネタの中に織り込んだのは芸人の、しかも場数を踏んで苦労した人たちだけだった。

今回気になったのは構成の悪さ。若手のネタが全く振るわなかったこと、ネタの量にに比べて音楽系が多すぎたこと。そのため客をステージに釘付けにすることができなかった。だから客自身も雑談が多く客席は常にざわざわしていた。盛り上がっていないのが痛いほどわかる。トイレ辺の通路は常に人の流れがあった。ステージが面白ければこういうことはない。

結果的にクレイジーネタが少ないうえにまじめなネタが多すぎた。そのうえ音楽の曲数も多すぎた。歌や真面目なパフォーマンスはクレージーな合間に少なめに程度あるからいいのです。清涼剤も飲みすぎると清涼を通り越してしまいます。
一番盛り上がったのは皮肉にも電撃。ミルクマン改めカフェオレマン、ロケット花火、吸引男などいつ見てもすごい芸が炸裂。なかでも凄かったのは南部さんの(おなじみ)睾丸野郎。あの年で睾丸に鞭打つ(いや、引くと言った方が正しいか)姿勢に男ならいろいろ来るものを感じます。

ノンストップの3時間20分。予定よりも押してしまったそうだ。だがその割には満足度は今一つでおなかいっぱいにはなっていない。睾丸の記憶しか残っていないのはどうしたものか。

舞台裏にはいろいろな事情があるのだろう。が、客は残念ながらそれを知る術はない。無論知らなくていい。だからこそ今回失態を犯した芸人やスタッフはいろいろ考えてほしい。

次回は5月。もちろん楽しみにしています。naga殿、また呼んでください。


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