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死者の書の最終上映日に監督本人が!! [アニメーション]

行かなきゃと思いつつもまだ上映しているから安心だなーと思っていた死者の書が、今日最終日だという事を思い出し慌てて岩波ホールへ。11時半の上映5分前にすべり込みセーフ。しかも今日の仕事は夜勤明け。ひゃー体が持つか?
劇場内は妙齢の女性の姿が目立つ。というよりほとんどである。30代の兄ちゃんである自分がマイノリティ。
ブザが鳴ったので場内が暗くなると思いきや、支配人が出てきて挨拶。ん、珍しいなと聞いていたら「本日は川本監督がいらしています」と言うではないか。その言葉通り川本監督本人が登場。本当にびっくり。初日に挨拶ってのはよくあるけど、最終日にも挨拶ってのは凄い。
実は2月の文化庁メディア芸術祭の企画で見たのだが、この時は寝不足のせいもあって話を理解できずにいた。ここの上映では本篇の前に「ひさかたの天二上(あめふたかみ)」という13分の短編が上映される。人間関係や物語の背景を解説し、本編をより解りやすくするためのいわばサブテキスト。歴史にも疎いアタシはこの短編でずいぶん助かった。
見終わった後あれこれ考える映画。年を取った鰐同様、ハリウッド映画とは全く逆のベクトルなのだ。
で、キャスティングがいい。主役の郎女(いらつめ)が宮沢りえ。淡白で清楚な声がこれまた凄く合う。語り部の媼(おうな)が黒柳徹子。こっちも凄くいい。
ノルシュテイン氏が動きをつけたのはどこだったっけと思いつつ、とにかく人形が動く(当たり前だ)。それにしても動く。

上映後、内容を咀嚼しつつ「さーてパンフレットでも買って帰ろう。中古レコードバーゲンが近くの富士レコード社でやってるからそこへ寄ってみようか。明日はチェコアニメ映画祭に行こうかな」などと思っていたら奥の方で列ができている。見たら監督のサイン会が始まっている。何だーこのサービスは!! 慌てて売店に行くと冬の日のDVDも売っている。急いでパンフと一緒に買って列に並ぶ。パンフレットを読みながら列を待つ。しまった、これも見る前に読んでおくべきだったと思いつつ熟読していると順番が。監督はあの渋い声で「おまたせしました」と言いながらパンフレットにすらすらとサイン。先刻のDVDを見せてこちらも買わせてもらいましたと言った刹那、監督自ら「じゃあ、こっちも」とDVDのパッケージを開けてジャケットを取り出しこっちにもサイン。本当はディスクにしてほしかったけどレーベルが黒いのであきらめ。

あぁ、短いながらも至福の時間だー。急がずに最終日に行って良かったよ。


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