文化放送の時報が変わってました(祝 浜松町移転) [ラジオとテレビ]
AMの文化放送が7/24から新社屋での運用を始めました。13時からのやるMANが浜松町からの第一声ですが、マスター機能は朝5時から運用を始めた様です。
と、いうのも7/23の放送終了から7/24の放送開始にかけての同録を聞いたところ細かい違いがわかりました。時報が違うんです、ほんのちょっと。(ああ、オタクだと思うこの瞬間!)
比較は7/23最後の時報(26時)と、7/24最初の時報(5時)です。この間は放送休止の時間帯です。
QRの時報は予鈴がQRソングを使ったメロディで、本零がシングルトーン(Aの音)です。7/24の放送からは、メロディと本鈴の間に一瞬ミュートがかかります。メロディの余韻を切って本鈴が鳴る感じです。ところが7/23まではメロディチャイムの余韻と本鈴は切られずにミックスしていました。
もう一つはメロディで使われているウインドチャイムという楽器のパンが7/23は左から右だったのが、7/24からは右から左にと左右逆になっていました。俗に言うLRテレコというやつです。
四ッ谷の時報(7月23日26時。四ッ谷最後と思われる。mp3、96kbpsステレオ)
浜松町の時報(7月24日5時。浜松町最初と思われる。mp3、96kbpsステレオ)
なぜそうなったのかという細かい事情まではわかりませんが、言える事は時計装置が変わったという事です。通常時計装置はマスター機能として一緒に更新される事が多く、時計装置単独での更新というのはあまり聞きません。また、メロディ化など機能追加の場合は改修で対応する事がほとんどです。
同録をぼんやりと聞いていたら放送休止時に停波がありました。27時40分から約7分間キャリアが切れています。恐らくこの間にSTLの切り替え作業が行われたのだと思います。その後27時50分から試験放送が行われ、翌5時から7/24の放送が開始されました。ただし13時までは四ッ谷のスタジオからの放送ですので、四ッ谷マスターと浜松町マスターとの間にトランク線を引き、ここを使ってサブアウトを浜松町まで回したのだと思います。もちろん音声回線のほかにもサブへ返すAPSイベント画面やアンタイムテイクなどの制御線、局内インカムなどの連絡線も引き回しているはずです。
新しいビルは浜松町。何とすぐ近くに東京タワーがそびえたっています。という事はVHFやUHFの強力な放送波がスタジオに飛び込んできますので相当なシールド対策がされていると思います。(掲示板などで西・北方向に窓がないのは云々という書き込みを見たが、これはスタジオへの飛び込みを考慮している為だと思います。実際あのビルは南側の窓は小さく、東側の窓は大きいことからも想像できます)
メディアプラスより高い位置にあるJ-WAVEの演奏所もタワーから近いためスタジオの壁面はガラスも含めて相当シールドされています。
四ッ谷は一度だけ行ったことがありますが、実に味わいのある局舎でした。通りから少し奥まったところにあり、Jスタジオから見下ろす町並みは都心なのに、不思議とのどかだった事を覚えています。QRらしさってのはこの場所だからこそ出来たのだとこの時思いました。さて、街の顔が全く違う浜松町からどんな「らしさ」が表れてくるのでしょうか。
ともあれ、技術局、移転プロジェクトの皆様お疲れ様でした。
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