今時PowerBookG4(もちろんPowerPC)を買う~その一~ [Mac]
病院帰りの秋葉原。
ソフマップの中古品の棚にパワーブックG4チタンのジャンクが珍しく並んでいた.。
ビニルラップで縛られていて閉まったままの状態だった。
蓋に貼りつけられたシールは全て省略形で書かれてある。
つまり「CPUは550MHz、メモリ0MB、HDD0MB、コンボドライブ」つまりメモリとHDDのゼロは取り去られていて無いという事だ。さらにその下の注意書きには
「液晶不良(シミ多数)、CDマウントせず(不良)、ジャンク品、29800円」
とある。本体を裏返してみたらバッテリすら無かった。もちろんACアダプタ、OS等の付属品は一切無し。バリバリのジャンクである。
考えようによっては美味しいが、バクチであることは間違いない。
ここで気持ちを落ち着かせ、考える。
メモリとHDDは使い回せる。コンボドライブはFireWire経由のドライブで代用可能。液晶は外部モニタで代用可能。ACアダプタの予備はあったからそのまま使える。確かこの時代のマシンはOS9が起動できる。などなど。
あれこれ10分考えて買うことにした。(あと数万積めば新しいMacMiniが買えるとか言わないように)
最近の秋葉原の客層がそうさせたのか、脇にあったPOPに"動きません。インテリアにどうぞ"と書いてあった。ちなみに同じスペックの完全動作品(買ってすぐ使えるもの)は7~8万円程するので、安いからといってこれらのジャンク品に手を出す素人さんがいるのは想像に難くない。
そもそもジャンクは自分の判断と自己責任で楽しむもので、購入後のノークレームノーリターンが原則と相場が決まっているのだが、最近はそのお約束が通じない人が多いらしい。
自分の知識と努力で動くかも知れないジャンク品をなのに「動かない!」とクレームをつけたり、買うときに「これ、どうすればこれ動く?」と細かいことをお店の人に聞く客もいる。保証がないから、いわばガラクタなのだからそれなりの安い値段だというのがわからないらしい。"安かろう悪かろう"と"価格破壊"をごっちゃにしているのかね。
POPに動きませんと書いてあるものの、"液晶にシミがある、DVDドライブのマウント不可"と、ただし書きがあることはお店のテストでロジックボードがある程度動いているということが予想できる。本体が動かなければ液晶も画が出てこないし、ディスクのマウントも不可能だからだ。こいつはメモリとHDDを追加すればいいおもちゃになる。
ジャンクあさりのコツはこういったツボがわかるかどうかだ。もちろんトラブル込みの値段であることは言うまでもない。昔ジャンクのパワーブック5300csを使っていたら急に液晶が消えてしまった事がある。5000円のジャンクだから文句は言えない。こういうリスク込みの値段なのだ。でもジャンクのパワーマックG3は3年経っても今だ順調に動いている。
動作チェックは次に。
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