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ARIAのテーマ曲を勝手にリミックス(ARIA The Natural放送記念) [Mac]

前からやろうと思っていた小ネタをば。

ARIAのテーマ曲は気に入っているのですが、唯一、牧野由依のボーカルがハイ上がりな所が厭だなぁと買ったときから思っておりまして。無声部が大きく、ブレスの音量も耳障りでした。こういう録音は最近の傾向なので否定はしませんが、私にとってはどうしても気になってしまうので。
解決法としては曲をまるごと単純にハイカットしてしまうとオケも一緒にハイ落ちてしまい、せっかく弦;が綺麗なオケの音も変わってしまうのでそれも厭で、何かいい手が無いかなと思っていました。

ある時、オケを逆相にしてミックスすればボーカル成分のみを抜く事ができ、これをいじれば思っていたことは可能だというのに気付きました。プロツールズなら簡単です。

マシンは先日手に入れたジャンクのパワーブックを使ってみました。あらかじめプロツールズ6.4が入っていますし。

まず、CDから歌ありとカラオケの両方を抜き出し、オーディオインポートして2つのトラックを作成。片方のトラックを逆相状態にします。
歌ありかオケのリージョンのどちらかを選択してまるごと反転させ、再生させながらサンプル単位で移動させていくと音質が変わってきます。最初は100サンプル単位で、音質が極端に変わってきたら10サンプル、1サンプルと分解能をあげて追い込んでいきます。1サンプルでもずれると消えていたオケが聞こえてきます。ただ完全にオケが消えることはないようです。ミックスダウン時にトータルコンプをかけているのでボーカルのあるところはオケのレベルは動いています。。

歌ありとオケを同じAUXバスに送り、新しくAUX1フェーダを立ち上げます。これがボーカルのみのフェーダになります。
オケは単独で別のAUXバスに送り、AUX2フェーダに立ち上げます。実際に音量を操作するのはこれらのAUXフェーダです。さらに二つのAUXフェーダをメインバスに送り、マスタフェーダに立ち上げれば全ての音が通ります。

ボーカルのフェーダでイコライザを使い16~18kHz付近のハイの部分をがっつり落とします。アクセントが消えるので下の帯域を少しあげてやったりしますがここは耳で聞いてナンボの追い込みです。オリジナルではハイ上がりをさせることで全体の周波数配置にバランスがとれるようにしてあるミックスがされています。ですのでハイを落としたら、ボーカルに張りが出るようにさらにイコライザをいじったりしてレベルのバランスを決めていきます。

逆相を使って抜き出したボーカルは完全にオケが消えるわけではなく、若干オケが残ります。ミックスしてしまえばマスクされますが、余計な音には間違いないので、間奏などでボーカルの無い部分はフェーダを下げます。オートメーションを使い、AUX1フェーダの動作を鉛筆ツールで書き込んでいきます。
さらにオケとボーカルのバランスをとりつつ、マスタフェーダ側でトータルコンプをかけます。
こんな感じでボーカルだけ柔らかくした曲が出来ました。
これをaiffで吐き出してiTunesに持ち込むだけ。面倒くさいですが、いいところまで追い込めました。こっちをiPodに入れる本命にしてしまおう。


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