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うっかりMacproにSnowLeopardをを入れたら、ラトックのeSATAカードが使えなくなっていた [Mac]

初代Macproにスノーレパードをアップグレードしてみたら、ラトックシステムのeSATAカードREX-PE30Sが動作しなくなっていた。シリコンイメージ社製のドライバが対応していないらしく、起動ボリュームのトップ階層に「互換性のないソフトウエア」というフォルダがあり、中にはSiliconImage3132.kextというカーネル機能拡張が置かれてあった。ReadMeがあるので読むとこのドライバは互換性がないからはじいたよ、というメッセージとアップルのサポートへのリンクがあった。ここにはそういったソフトの一覧が並んでいる。
ネットをまさぐってもラトックはガン無視(そもそもドライバが他社のシリコンイメージ製ですからね)、チップとドライバ供給元のシリコンイメージも同じくメッセージや対応は一切なし。これはアップルと揉めたか、あるいはやる気がないか。
ネットを見ても困ったという書き込みは少ないのでアタシみたいなユーザは特別なのかねぇ。少なくともアップルは互換性がないと言っているのだから、ベンダとしてスノーレパードは対応中とかいう注意書きを出す必要があるのではないか、などと思うのですが。シリコンイメージはラトック以外にもいろいろOEM供給しているようですが、ほとんどがウインドウズ用なので実害はないんでしょうね、ふん。これだからマカーはと小一時間。

さらにネットをまさぐると「もう一回ドライバをインスコすれば動いたお」というのを掲示板で見つけたので試してみたら、確かに動作するが再起動すると見事なまでのカーネルパニック。動いたことには間違いないんだが、使い物にならないのは間違いない。しまった!釣られてしまったか。結局もう一回スノーレパードをインストールして復帰できたが、これは困った。

まぁ何だ。新しいものを入れる時はちゃんと対応状況を確認しないとエライ目に合うぞ、というこった。アップルはこういうことあるしね。
まあ、チップメーカの対応を見てると早い対応をしてくれるとは思えないので、こちら側で何か別の手を見つけなければいけない。

ま、eSATAカードを変えればいいじゃんという安直な手。ラトックは止めて他の会社にすればいいだけでしょ、ってことでネットをさぐるとRocketRAIDというのが見つかった。あ、RAIDカードにグレードが上がっている。ま、いいか。この際だからRAIDカードにアップグレードしちゃえ。
HighPointTechnorogiesって会社はストレージ系デバイスのメーカで、このRocketRAIDというカードはちゃんとMacにも対応してくれている。Webページのマックカテゴリのトップには、"スノーレパードにはすぐ対応"とか"スノーレパードのドライバはインストールDVDに入っているよ"なんて書いてあるのでマカーには嬉しい(日本語サイトはちょっとチグハグだけど)。もちろんネットから最新ドライバをダウンロード出来るようになっている。シリコンイメージのガン無視とはえらい違いだ。
(余談だが、件のラトックのカード。Macのドライバだけいちいちプロダクトキーを入力しないとダウンロード出来ない様になっているのは何か理由があるのかね。この作業は実は面倒で、ユーザに何のメリットがないと思うのだが)
そいえばアダプテックは全くMac対応を止めてますね。一時期はSCSIはアダプテックならば鉄板と言われていたのに。PCIスロット対応のマシンがMacproだけなのでこの判断は企業としてあながち間違いでもないだろう。

とりあえずRocketRaidのボードを買ってこよう。値段を調べるとRocketRAID2314は2万円もするのですか。PCI-eもx4だし、そもそもRAIDカードなのだから高いのは仕方がないか。でもRAIDカードの中では普及価格帯なんだよなぁ。

そういうわけで早速秋葉原のT-ZONEで購入。RocketRAID2314の値段は25000円でした。他のお店を探す時間もなかったので勿体無いけどこれで手打ち。帰り際に用事を済ませて早速開封。大きな箱の中にはカードとSATAケーブルが4本、取説とドライバCDが入っている。もちろんMac用のドライバも入っている。
カードを入れる際に排熱改善のためビデオキャプチャカードの位置を入れ替えたりしたが、起動した際に拡張スロットユーティリティが立ち上がった。しまった、すっかり忘れていた。初代Macproの落とし穴である拡張スロットのレーン制限。このRAIDカードは4レーンなのでスロットのバンド巾を変えて再起動。この時点で外付けディスクはあっさり認識。スノーレパード用のドライバとGUIユーティリティはネットから落としてインストール。このRAIDカードにブザがついていて、デバイスに問題があるとブザが鳴る仕組みになっている。使っている外付けディスクは常時起動ではないのでこの電源を切るとブザが盛大に鳴るのでユーティリティでオフにした。

これでやっとeSATA経由でドライブを使う事ができた。25000円という値段は高いけどRAIDカードなので、そりゃそのくらいするわな。単純なポート拡張カードじゃないんだから。

で、使えなくなったラトックのカードは処分処分。


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コメント 4

hirochan

ラトックのeSATAカードをMacProで使用していてSnowLeopardにしてから全く同じ状態になりました。やっぱりボード買い替えですね。ラトックもsilicon imageもやる気なし。やれやれ。
by hirochan (2009-10-01 09:50) 

zen

どもです。
最後の手段はロジックボードにある隠しSATAコネクタを外部に引き出すというのがありますが、内蔵と同じ扱いになるのでハンドリングが悪くなります。なので拡張カードの方がよいのですが、チップベンダがあれじゃねぇ。RAIDのホストカードじゃえらい出費ですよ。ほんとうにやれやれです。
by zen (2009-10-07 02:33) 

青蛙

Silicon Imageから、10/8/2009付けで、Sil 3132 Mac OS X 10.6 & 10.6.1 BASE (non-RAID) BETA : ver. 1.1.11 がreleaseされています(まだベータ&32bit版のみですけどね)。
自分は、RATOCのREX-PE32S, Mac Pro(early 2009) & Mac OS X 10.6.1で問題なく使えております。

Silicon Image ( http://www.siliconimage.com/index.aspx )
SiI3132 & 3132 - PCI Express (1x) to 2 Port SATA300 ( http://www.siliconimage.com/products/product.aspx?pid=32 )
(↑)上記pageのSupport Tools : Driver からdownload可。
by 青蛙 (2009-10-25 21:54) 

zen

情報サンクスです。やっと対応ドライバが上がりましたか。Betaでも出てくれるだけありがたいものです。とはいうものの64bitでRAID対応のドライバが出てくるのにはまだ時間がかかるとみますが、さて。
やっぱりOSが大きく変わる際はしばらく時間を置いてからアップグレードするのがマカの基本だったのですが。すっかり忘れておりました。

by zen (2009-11-03 18:43) 

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