今週の深夜の馬鹿力#715(2009年6月29日)

2009年6月29日放送分の冒頭トークより引用。
----------------------------
OP用SS

今週気づいたこと。
スポーツギア。中でもランニング関係の、ジョギングシューズとかああいう、ランニング関係のギアは、デブ向けのものが極めて少ない。
月曜JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力

TM・CI～

----------------------------
昔は王将は男の店だった。サッと食べてパッと出ていく、殺伐としているというか、働く人達の店っていうイメージで、決してお洒落な店ではない事は確かだった。
吉野家も同様で男の店だった。メニューは少ないが頼んだら速攻で出てきて、サッと食べて勘定を済ませてパッと出ていく、昔は市場で働く人の、高度経済成長時代はサラリーマンのための店だった。忙しい男たちの胃袋を支える宿り木だったのだ。夜はビールと牛皿でクダをまくおじさんのための宿り木だったのだ。女性が入ってきてキャアキャア世間話しながら長居するような店ではなかったのだ。
吉野家のメニューが増え、紙に記入しながら注文を取るようになってから牛丼一つでてくる時間がかかるようになってしまった。と、同時に男の店ではなくなってしまったのだ。
今やなくなった新宿の外れにあった王将がどことなくいい空気で好きだったんだよな。新宿らしくて好きだったんだよな。いつもレジにいる店長が眉間に皺をつくったままバイトの店員を怒っていたんだよな。会社帰りの地下鉄をわざわざ下りて食べに行ったものです。